中小企業金融公庫
国の中小企業政策に基づいて設立された中小企業の支援を目的に設立された政府金融機関のことを中小企業金融公庫といいます。
沖縄県を除いた全国都道府県に一箇所必ず設立されています。
東京都や大阪府には複数設置されています。
全額政府の出資で設立されています。
その目的は民間金融機関では行えない中小企業への長期融資等の安定した資金の供給です。
低金利で長期間の融資を中小企業に向けて行っています。
その他にも証券化支援業務や信用保険業務なども行っています。
中小企業に対して民間金融機関では融資が難しい場合もあります。
成長率やその他の問題でどうしても融資の金額が少なくなってしまうのです。
そんな中小企業を手助けするために政府が設立したのが中小企業金融公庫です。
設立目的のようにかなりの低金利で長期間の融資を受ける事が出来ます。
ただし中小企業の業務などに関する目的のための融資に限ります。
個人商店を経営してる人の住宅ローン、では借受する事は出来ません。
新しい事務所を開くための購入費なら融資をしてくれます。
また融資限度額が大きいのも特徴です。
企業立ち上げの資本金にするくらいの高額な融資を行ってくれる場合もあります。
一般の民間金融機関は中小企業に対しての融資にあまり積極的ではありません。
そんな状態の手助けをするのも中小企業金融公庫の役割です。
民間金融機関よりかなり積極的な姿勢で融資を行ってくれます。
とくに物件に関する融資は民間では考えられないくらいの姿勢です。
法人向けの融資だけなのですが、個人商店や個人事務所など中小企業の方には大変頼りになる存在です。
全国各地にありますので、是非有効活用してください。